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中南米って、どんなところ?中南米に転がるビジネスチャンス探し【入門編】 その4:中南米の気候、料理、言語、人種

中南米

その4: 中南米の気候、料理、言語、人種
** 中南米の国民性を理解する要素をみる **

今回は、グラフなどの数字では見えなかったり、説明しにくかったりする別の基本情報を、中南米の文化や国民性を理解するとっかかりとして、ご紹介します。

 

1.気候

初回で地形について説明しましたが、今回は気候について説明します。
中南米というと、アマゾンのジャングルというイメージがあるかと思いますが、以下のように様々な気候に分かれます。

砂漠気候

メキシコ北部、ペルー南部からチリ北部、アルゼンチン北部では、乾燥気候で砂漠が広がる地域があります。チリのアタカマ砂漠では、西欧諸国や日本も、天文台を設置しています。

山岳気候

標高2000以上のアンデス山脈高山地域で、エクアドルのような赤道直下でも、標高が高い為に寒冷地となります。南部のチリでは、スキー場や温泉地も多くみられます。

温暖気候

ブラジル南部、チリ中部、アルゼンチン、ウルグアイなど南米大陸の南の方は、日本のように四季がある温暖気候となりますが、冬に雨が多く降ります。チリやアルゼンチンのアンデス山脈よりの乾燥した地域では、ブドウの栽培とワインの製造が盛んです。

寒冷気候

南極に近いアルゼンチンとチリの南部は、年中低温多雨の気候です。過酷な気候ではあるものの、世界の果てのフエゴ島には、ハイテク製品や電化製品を製造する工業団地があります。

亜熱帯気候

メキシコ、中米、南米北部のベネズエラやコロンビア、ボリビア、ブラジル、アルゼンチン北部には、年中温暖湿潤の地域があります。コロンビアでは、コーヒーが栽培されています。

熱帯気候

いうまでもなくブラジルのアマゾン地域は、高温多湿の熱帯気候です。アマゾン地域はブラジルだけでなく、ボリビア、エクアドル、ベネズエラ、ペルー、コロンビアにもまたがっており、貴重な多様生態系があります。

 

2. 料理

上記の気候は、食材や食生活に影響しますが、こちらは国別に、主な料理を簡単にご紹介します。飲み物に関しては、別の機会にご紹介します。

カリブ地方の料理(カリブ諸国、コロンビア、ベネズエラ)

料理用のバナナを揚げたものや、ココナッツを使ったもの、また海に近い国や島国が多いので、魚料理が多いといえます。

南米東南部(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ)

パンパという草原が広がった地域で牧畜が盛んなため、肉料理中心です。またブラジルの国民食ともいわれる、肉と豆類を煮込んだフェジョアーダという料理は非常に有名です。アルゼンチンはイタリア移民が多い為、パスタや甘いケーキ類もよく食されています。

アンデス山脈地帯(ペルー、ボリビア、エクアドル、チリ)

チリ、ペルー、エクアドルは太平洋岸に面して魚介類が豊富です。またペルー、エクアドル、ボリビアは、アンデス山脈の反対側は熱帯雨林で、同じ国の中で様々な気候が入り混じっている為、食材が豊富です。特に、アジア系移民も多いペルーは、創作料理の有名グルメシェフが多く、南米の都市ではお洒落なペルー料理レストランが人気です。

メキシコ料理

メキシコ料理は、タコスやナチョスだけでなく、アステカ文明、マヤ文明、スペイン文化が融合して様々な料理があり、知名度と多彩という点では中南米一なのではないでしょうか。全体的に辛い料理で、唐辛子は50種類もあります。

 

3. 言語

言語は、ブラジルはポルトガル語、それ以外はスペイン語というのはご存知かと思いますが、南米北部のガイアナは英語、スリナムはオランダ語、またフランス領ギアナはフランス語、その他カリブの島の小国には、フランス語や英語を公用語とする国もあります。
スペイン語を話す国が圧倒的に多いものの、国によってアクセントが違いますし、同じものでも違う単語を使ったり、特定の国でしか使われない単語、というのもあります。なので、スペイン語圏の人であれば、話すのを聞いただけで国籍を特定できる場合が多いです。アクセントが特に顕著なのは、スペイン人、アルゼンチン人、チリ人といえるでしょう。

ポルトガル語の場合も、ブラジルのポルトガル語は本国のポルトガルと少し違っており、ブラジル人なのかポルトガル人なのかはすぐわかると言ってよいでしょう。人口比や影響力からいって、「ポルトガル語」はもはや「ブラジル語」というべきではないかという、ブラジル人もいます。

社会構造や生活習慣、音楽やスポーツを含めた文化などについては、次回以降にご紹介します。

 

~コラム~

「売るは易し」の中南米市場と、ビジネススタイル

中南米でモノを売るのは、比較的簡単だと言って良いでしょう。しかし、日本の営業は「売ってなんぼ」ですが、中南米では「代金を回収してなんぼ」の世界であることに注意すべきです。

中南米では一般的に、自分の支払い能力をあまり考えずにクレジットカードで買い物をしてしまう傾向があります。経済指標の項でご紹介した対外債務も、甘い言葉で融資を勧められ、あまり後先考えずにお金を借りてしまうところにも、原因があるかもしれません。なので、何かを売る場合、比較的簡単に受注できたり契約がとれたりするのですが、先に支払い能力を十分調査し、代金が回収できる保証や見込みが見えにくい場合は、受注をあきらめた方が無難でしょう。通常は、オーナーはしっかりしていて、払えないモノには手を出さない手堅いところがありますので、取引を始める前にはなるべくオーナー筋としっかり話して、関係を築いておくことが大切です。

ただラテン系のビジネスは日本と似ているところがあって、欧米のような「ビジネスはビジネス」、「契約は契約」といったクールなスタイルではなく、人情の世界でもあります。気に入ってもらえたら、家族や親戚一同の集まりや結婚式などに招待してくれて、行くととても喜んでくれます。そしてそうした関係のビジネスは長続きしますし、他社より多少高くても買ってくれたり、一時的に経営不振に陥ったりしても優先的に支払ってくれたりします。また逆に契約書を嫌い、契約書を渡してもろくに読みもしないでサインすることもありますし、「契約書よりもあなたの言葉を信じましょう」としっかり目を見て話した方が、喜ばれ、またそういう約束は守ってくれる場合が多いともいえます。

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